nagaimichikoさんの悩みを解きほぐしてみる:1人の天才を引き上げて100人の仕事を作るべきか100人を底上げするべきか

miruさんがまとめてくれた「nagaimichikoさんの悩み」をちゃんと書いてみる編その2。

nagaimichiko: 1人の天才を引き上げて100人の仕事を作るべきか100人を底上げするべきかも考えている http://twitter.com/nagaimichiko/statuses/772847958
nagaimichiko: 基本的に私は前者。でも多分それは想定する社会環境によって違うんだろうと思う http://twitter.com/nagaimichiko/statuses/772848240

うーんと、これも自分が記事を書くときの意識の問題。これについては、具体的にどんなトピックを取り扱いますか&どういう切り口で見せますか、という話。


自分がメインで関わっている媒体がビジネストピックに関するものだから、ということもあるのだけれども、私が記事を書くときに意識してるのは、「新しいものを作ろうとしている人のヒントになること」。媒体属性上、新しい(特にネットを使った)サービスや、それのビジネス化をする上での参考になることを重視してます。


これにはまぁいろいろ理由はあるのだけれど、一番強く感じるのは、あんまりネット業界のビジネスヒントの話ってない気がするんだよね。ほかの業界に比べると。それは歴史が浅いとかしっかり張り付いている記者の数が少ないとかいろいろあると思うんだけど、その辺りで個人的に物足りないなーと思うことが多いのです。だったらまぁ、自分でやるかと。

何より楽しいしね、そういうのが聞けることが。「へー」「ほー」「おおー、なるほど」の宝の山です。人間ってすごいな、って、いつも思う。


「1人の天才を引き上げて100人の仕事を作るべき」っていうのはちょっと語弊があるかもですが、自分のできることには限界があるので、「ヒントを探している1人の挑戦者」の役に立つことがその人の成功につながって、そこから100人分の雇用が生まれたら社会的に意義があるかな、と。それは単純に私の夢であり希望ですね。

「100人を底上げするべきか」っていうのは、100人が喜ぶようなものを作るか、ということ。それもそれで大事なのです。ただ、ターゲットが1人でなく100人になると、そこの共通項を探るのがけっこう大変。これはこれでとても面白いですよ、念のため。たとえば「本当に誰でもが納得できて楽しめる金融知識」とか、すっごい手間暇かかるけど、それが許されるんならやりたいし。


理想は「ヒントを探している1人の挑戦者」の役に実利的に立つ+100人が読んでも普通に「面白い」と思ってもらえる記事、なのですが、これがなかなか難しい〜。うーん、がんばるさ〜。