ネタメディアはもう儲からない、かも。

Yoiさんから「生煮え&仮説= Blog(に書く)」という手法を教えてもらったのでさっそくトライ。


ブログマーケティングをしている方の話を伺いながら、ネットメディアの今後を思った。具体的にはこんなこと。(ちなみにこのエントリは「ネットメディアってどうやったら儲かるのかなぁ」という、うにゃうにゃ思考の1つです)


■広告費について
インターネットによってコミュニケーションコスト*1が下がる
 ↓
コミュニケーションの量が増える
 ↓
コミュニケーションのネタ(=共通で関心を持てる情報)が求められる
 ↓
誰にでも受ける一般的なネタはすぐに口コミで広まる*2
 ↓ 
誰でも関心を持ちそうな商品の広告コストは下がる
 ↓ 
一般ネタを扱うマスメディアへの広告出稿額が下がる
 ↓
広告でメディアが成り立たなくなる


「雑誌がインターネットに喰われる」という話は上記のことが当てはまりそうな予感。


■ネタの種類について
インターネットによってコミュニケーションコストが下がる
 ↓
コミュニケーションの量が増える
 ↓
コミュニケーションのネタ(=共通で関心を持てる情報)が求められる
 ↓
一般ネタを投下する人が増える
 ↓ 
ネタ競争が加速する
 ↓ 
珍しい・過激ネタでないと話題にならない
 ↓
ネタの主張が過剰になる
 ↓
ばーっと盛り上がるもすぐに飽きられる
 ↓
焼け野原


ネットと関係ないけど、一時期のテレビバラエティがこんな感じだった気がする。最近は「ちょっと賢くなる」ネタが人気ですけどね、テレビの場合。



で、上記の2つがスパイラル的にネットメディアを襲うとしたらけっこうつらいなーというお話。
一般ネタを追うなら、広告以外の安定収益源を確保する&うざいと思われない程度のほどよい刺激感を演出しないといけないですかね。

あとは口コミだと拡大スピードと規模が限られるので、どかんっと巨大メディアで一斉同報配信するというのはまだありそうです。テレビとか駅広告とかはその辺強いからメディアミックスして広告を取る。R25手法です。



ちなみに「そもそも広告なんか出さなくったって口コミで売れた商品なんていっぱいあるじゃん。インターネットとか関係あんの?」という声が自分から聞こえてきました。そういう意味ではネットが出てきたことで、広告主が自主的・意図的に広告予算をシフトできるようになったことがメディアにとっては大きいかもしれません。






上記とは逆に一般ネタを避けて、放っといたら話題にもならないようなネタをうまく調理して見せる方法。これは広告主が喜びますね。それを広告と呼ぶのかコンテンツと呼ぶのかタイアップと呼ぶのかはメディアの方針の問題かなと。





んー、で、問題はこれが「仮説」だとしてどう検証したらいいのかわからないところにあります。
ま、とりあえず生煮えの思いつきということで(逃

*1:お金だけじゃなくて労力とかいろいろ

*2:お菓子の新商品とか芸能ネタとか