あいつこそがテニスの王子様

たまには日記的なことを。

本日、「ミュージカル『テニスの王子様』」(通称:テニミュ)に行ってきました。正確には、そのコンサート版「Dream Live 5th」で、「これまでの公演でお馴染みの曲を中心に、歌・ダンス・パフォーマンスでお届けする年に1度の祭典」(マーベラスエンターテイメント)という通り、ミュージカルの出演者が歌と踊りで楽しませるというもの。

「ミュージカル『テニスの王子様』」についてはwikipediaの記述が詳しい。
wikipedia:ミュージカル・テニスの王子様

実は「テニスの王子様」は漫画版も最初のほうしか読んでなかったし、ミュージカルも見たことがなかったのですが、ずっと行ってみたかったのと、ご招待をいただいたので行ってきました。




いやーーーーー、すごかったーーーーーーーーーーーーーー。



もう、テニスとか、ミュージカルの概念を完全に壊してます。


えっとね、雰囲気としては、若手ジャニーズもしくは一世風靡セピアのライブ。(いや、一世風靡セピアはテレビでしか見たことないけど)
正直、歌はうまい人からそうでもない(失礼!)な人までいろいろなのですが、踊りはみんな上手。ラケットを持ってくるくる回る踊る。ときどきコントに近いトークが繰り広げられる。35人の、若手のかっこいい俳優さんが歌って踊る様子に、横浜アリーナの1万人の女子が大歓喜


すごいのは、35人のうち、10人ぐらいにソロパートが用意されていること。そしてそれぞれにちゃんとファンがついていて、絶叫にも似た黄色い歓声。床が揺れる揺れる。お客さんがみんな、本当に彼らに会いたくて、一緒に盛り上がりたくて来たんだというのを全身で感じる。こんなに盛り上がって一体感のあるライブなんて、本当に久しぶり。
でもさ、正直、そんなに有名な人が出てるわけでもないんだよ。



逆に出演者から見たら、普通、俳優さんが演劇の舞台に立って「きゃーーーーー♪」なんて歓声を浴びることなんかないじゃないですか。それがここでは受けられる。1万人のお客さんが自分の歌や踊りやコントに対して、笑ったり踊ったり手を振ったり歓声を上げたり。これは気持ちいいだろうなぁ。




うーん、まだ頭の中がまったく整理されていないのですが、有名人を使うわけでもなく(原作は有名だけど)、ここまでお客さんを熱狂させるのは本当にすごい。プロデューサーの片岡義朗さんをはじめとして、みなさん本当にすばらしいです。エンタメビジネスの手法として、きちんと勉強させていただかねばと改めて思いました。


現在は、テニミュの過去の出演者をキャストに迎えた映画を制作中とのこと。2009年初春公開とのことですが、どんなふうになるのか楽しみです。