shi3z先生からお返事をいただいてしまったよ
わああああああ。なんてこった。
ニコニコ動画はゲームなんかじゃない - shi3zの日記
天下のshi3z先生(大先生と呼びたいところだが大先生は別にいるのでここで先生にしておく)にまさかコメントをいただけるとは。ありがとうございますありがとうございます。
っていうか、実はちょっと「id記法」なるものを使ってみたかっただけなのです。shi3zさんもkoizukaさんもshamanoさんもYoshikawaさんもはてなにブログがあるってなんかすごいなーと思って。でもどうやら勝手にトラックバックを打っちゃう仕様だったっぽい。ごめんなさいです。あうあう。いやはや、お騒がせしました。
でも、「ニコニコ動画はネットゲームであるか否か」議論でshi3zさんの本を真っ先に思い出したのは事実。そしてAmazonでamazon:ゲームデザイン誇大妄想狂って本もみつけたので買った。数日中に届くであろう。楽しみ。
私としては「ニコニコ動画はネットゲームである」というのなら何でだろう?と知りたい。それが一種のメタファーなら、それでもいい。何が似ていて、何が違うのだろう?
でも、そういわれてみればshamanoさんの講演も、「ニコニコ動画をゲームだ、と仮定したらいろいろなことが見えてくるのではないか」という話だったはずだから、分析するための視点として有効ということなのかな。だとしたら両方の要素をもっといっぱい書き出したらいろんなことが見えてくるのかもしれない。
ちょっと本筋からそれるかもだけど、shi3zさんのブログで
ルールとは、守らされる物ではなく自発的に守る物だ。
という言葉が印象的。それはつまり、ゲームとはジェントルマンのためのものである、と言えるのかな。素敵。
あと、ニコニコ動画とゲーム - ほめことばです。いや本当に。さんが書いていた、
空き地や原っぱそのものは、もちろんゲームではないし、ゲームとしてデザインされたものでもなければ、ゲームとしてのルールも規定されていない(中略)
でも、その空き地や原っぱで、人は何かしらのゲームを始めたりする。
っていうのがすごく面白いな、と思った。
多分、ニコニコ動画は「誰」+「何をする」のどこに注目するかによって、その性質が違うんだ。運営側がいて、動画を投稿する人がいて、コメントをつける人がいて、タグをつける人がいて、右上を投稿する人がいて、ほんにゃらはんにゃら。いくつもの人と行動が、入れ子構造になりながら折り重なって世界を作ってる。そこにはゲーム的要素が強いものもあるし、そうでないものもある。いろんな人の行動が重なり合うことで時々対立も起こるけれども、システムとして衝突することは(たぶんあんまり)ない。そこがすごい気がする。*1
ちなみに私が「ゲーム」に熱い視線を送っているのは、これだけ人を没入させるインターフェースって、そうはないと思うから。正直うらやましいし、学べるところは学びたいし盗めるところは盗みたい。えへ。
「ニコニコ動画はネットゲーム論」は、今度koizukaさんにお会いする機会ができたらぜひ聞いてみたいな。なー。