結論は大事だけど、すべてじゃない


仕事柄、ニュース記事を書くことが多い今日この頃。
ニュースって、"Something New"なことを書くものだと思ってます。
何かが「新しい」という結論があって、それがなぜ「新しい」のか、どう「新しい」のかを書いていく。



でも、こういうことばかり続けていると、「結論」のない文章が書けなくなる。
結論がないことが、怖い。
結論がないということは、意味がないということなんじゃないかと思う。






だけど世の中のほとんどのことは「結論」なんてなくて、
On going=現在進行形で、試行錯誤や仮説検証を繰り返しながら、
少しずつ前に、いい方向に進んでいこうとしているんだと思うのです。






単なる感想とか、「好き」「嫌い」では議論が先に進まないから、
現時点で分かる経緯や事実、プレーヤーそれぞれの思惑を踏まえたうえで、
それを現時点でどう評価するか、
GOALが設定されているのであれば、それに対する進捗状況はどうなのか、
GOALが設定されていないのであれば、どっちの方向を追求していくのか、
そしてそもそも、その向かうべきGOALは追求すべきものなのか


そんなことを丁寧に積み重ねていけることが、
自分の今の課題かなぁと思ったりしている。






結論を急ぐと、短期的な利益しか見えなくなる。
短期的な利益を追求すると、現在ある人材や顧客、ブランドを極限まで食い尽くす方向に向かう。
それで稼いで一抜けする人はいいかもしれないけど、
そうでなく生きて行きたいなら、長期的視野を武器に生きるしかない。
そしてそれを実現するには、愚直に生きるしかない・・・かなぁ。